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名城信男選手(六島)

2007/05/03

本日、世界トリプルマッチ!!

2007年5月3日、有明コロシアムにて二度目の防衛戦が決定。
対戦相手は指名挑戦者である元チャンピオンでWBA世界ランキング1位のアレクサンデル・ムニョス選手(ベネズエラ)。かつて、名城選手が勝って世界を取った、前チャンピオンのマーティン・カスティーリョ選手(メキシコ)に二度敗れているムニョス選手だが、セレス小林選手小島英次選手本田秀伸選手を下した強打は今なお脅威。KO必至の激戦が予想される。

ただ、データを見ると、ムニョス選手は本田選手に勝ち、カスティーリョ選手に負けている。
名城選手はその両選手に勝っている。
何もなければ、名城選手の勝ち、と見たい。


2006/7/23

辰吉丈一郎選手に並ぶ快挙!!
名城信男選手(六島)が新チャンピオンに!!

名城信男選手が”浪速のジョー”こと辰吉丈一郎選手に並んだ。

ボクシングのWBA世界スーパーフライ級タイトルマッチが22日、東大阪市立総合体育館で行われ、序盤から打撃戦を展開した名城信男選手(24=六島)は、王者マーティン・カスティーリョ選手(29=メキシコ)の左目上の出血がひどくなった10回、レフェリーストップによるTKOで勝って王座を奪取した。
プロ8戦目での世界王座奪取は、元WBC世界バンタム級王者・辰吉丈一郎選手(36=大阪帝拳)に並ぶ国内最速タイ。
無名の雑草王者が、天才ボクサーに並ぶ記録で、日本ジム所属の6人目の現役世界王者となった。

新王者は勝者のコールを受けても脱力したまま無表情だった。
枝川孝会長に肩ぐるまされてやっと気付いた。
信じられない。しかも、あこがれの辰吉選手に並ぶプロ8戦目での世界王座奪取。
10回1分2秒、レフェリーストップでの突然の幕切れに名城選手の歓喜は遅れてやってきた。

「勝ってもうた。オレみたいなのが、ええんかな。
1回に(パンチを)もらった時は、やっぱ、ちゃうなあと思った」

4度防衛の安定王者にプロわずか3年目の名城選手が挑む試合だった。
1回終盤、不利の前評判そのままに、左フックを食った。
足がよろけた。何とか耐えて戻ったコーナー。
藤原トレーナーの言葉でわれに返った。
「1回でよかったやん」

2回、逆に右ストレートを見舞って、王者の左目上をカットさせた。初回にもらった左の恐怖を振り払い、再度、右を叩きつけると流血は激しくなった。形勢逆転。9回開始前、レフェリーが王者陣営に「流血が続けば試合を止める」と警告した。
10回、その通りの結末を迎えた。

つらい過去を戦う動機にしてきた。
昨年4月3日、日本王座初挑戦でTKO勝ちした試合後、相手の田中聖二さん(享年28)が倒れ、同15日に亡くなった。
1カ月自宅に引きこもった。引退も考えたが、新婚3カ月の田中さんが苦節7年でつかんだベルトを思うと、できなかった。

「やめるのは簡単だけど、続けることが使命だと思った」

眠れない夜もあったが、疲れ果てるまで練習した。田中さんへ、そして「仕方ないことだから頑張って」と言ってくれた田中さんの父・清和さんへささげる世界のベルトになった。

うれしいことが、もう1つあった。
試合後の控室に、テレビ解説を務めた辰吉選手が祝福に来てくれた。
「おめでとうと言いたいところやけど(タイ記録は)中途半端や。何で(世界挑戦が)7戦目やないの」と独特の表現で称えてくれた。
辰吉選手が91年に8戦目で世界王座を獲得した時、名城選手は9歳だった。
「辰吉さんにあこがれて」ボクシングを始めた。
辰吉に並んだ王座奪取は、同じ10回TKOでの勝利だった。

つらい過去は世界王座に結実し、あこがれのボクサーに並ぶ快挙までプレゼントしてくれた。
目立ったキャリアもない雑草男が上り詰めた世界の頂点。
しかし、名城はすぐに防衛戦に思いを向けた。

「面白い試合をする王者になる」

2人分の夢を乗せた宿命の拳は、もう歩みを止めない。


名城信男(なしろ・のぶお)
1981年(昭56)10月12日、奈良市出身の24歳。
奈良工でボクシングを始め、近大に進学。
03年7月プロデビュー。04年8月、2度の世界挑戦経験がある世界ランカーの本田秀伸選手(グリーンツダ)に判定勝ちし、世界ランク入り。
昨年4月、日本スーパーフライ級王座を獲得し、初防衛戦ではWBA世界スーパーフライ級2位のプロスパー松浦選手を下した。
スタミナと強打が武器の右ファイター。
戦績は8勝(5KO)無敗。

≪名城を称えるカスティーリョ≫
王座から陥落したカスティーリョ選手は潔く敗北を認めた。
2回にカットした左目上の傷口は5センチにも及び、セコンドについた世界的カットマン、ディアス氏でも完全に止血することは不可能だった。試合後は「レフェリーをはじめ、それぞれが自分の仕事をしただけ。名城選手は非常に勇敢な選手。勝利にふさわしい」と新王者を持ち上げた。


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