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| - 性病 クラミジア- |
クラミジアという性病が流行っているらしい。
12月4日付けの朝日新聞によると、
『〜性体験ある高校生11%がクラミジア感染 旭川医大調査〜
性体験がある高校生の11.4%が性感染症の一種、クラミジアに無症状で感染している実態が、今井博久・旭川医科大助教授らが実施した3000人規模の調査で分かった。東京都内で4日始まった日本性感染症学会で報告された。性感染症の若年化が指摘されているが、これほどの規模で高校生の感染の実態を調べた調査は極めて珍しい。
調査は、性体験率が東京都と同等で、10代の人工妊娠中絶率が全国平均とほぼ同じという県で実施。高校生約3100人から協力を得た。
それによると、男子の性体験率は35.8%、女子が47.3%。性体験がある男子495人の7.3%にあたる36人が、同女子827人の13.9%の115人が、尿検査でクラミジア陽性だった。すでに通院している生徒は除いている。
女子の場合は今回実施された検査手法ではやや擬陽性が出やすいとの指摘もあるが、報告を聞いた専門家は「実感として納得できる数字だ」という。
クラミジア感染は症状が出ないことも多いが、放置すると不妊などの原因になり、エイズウイルス(HIV)にも感染しやすくなる。今井さんは「関係者が一緒になって、性教育などで効果的な対策を早急に進める必要がある」といっている』
〜以上、朝日新聞より抜粋〜
クラミジア・・・・。
思い出すねぇ・・・・。
おれも昔クラミジアになったことがある。
1年ほど前、ある日、何だか急にアソコの調子がおかしくなった。
「そういえば、おれ最近やりたいと思わんなぁ・・・・」
具体的には10日間ぐらいやったか、エロイことを意識さえしなかった。それよりもまず立ってない。朝立ちさえもなかった。
「おいおい、またインポかい・・・・」
おれは思っていた。
そう思ったのは、おれはそれより以前、何の原因か知らんけどインポみたいな症状になったことがあったからだ。普段は元気いっぱいのくせに、いざ女の子と合体する時になるとタレパンダちゃんみたいにダラ〜となっていた時期があった。
結局、その時は、何も案ずることなかれ、知らぬ間にいつもの成年男子に戻っていたが。
医学的にはわからないが、おそらく、メンタル的なことが関係していたのだろう。
そんな経緯があったから、おれは思ったのだった。
「またかい・・・・」
ヘコムことではないが、少なくともうれしいことではない。
おれは極力気にしないように心がけた。
「そうそう、またいつものように嫌というほど立つやろ」
しかしながら、この時はいつまで経っても、立たなかった。「最近、やりたいと思わんなぁ・・・・」と感じ始めてから、もう2週間以上経っていた。
彼女とラブホテルに入ってもやる気がしない。そりゃ、口でやられたら立つには立ったけど、バリ中途半端。
あらびきソーセージにならん。ちくわみたいな感じにしかならへん。
「おかしいなぁ・・・・」
そう、まさにオカシイわけよ。
けど、この時はまだそこまでオカシイとは思わなかった。その後あったこと考えると・・・・。
おれはトイレに行った。
そこでおれの頭に初めて「病院」という言葉が浮かんで来た。
彼女がトイレまで来て言う。
「あんた、何分入ってんの?」
彼女がそう言うのも無理はない。
おれはもうかれこれ、30分以上トイレに入っていた。
「ちょっと待って。もうちょっとで小便出そうやねん」
「小便? 30分も??」
「何やわからんけど、小便したいのに全然出て来えへんねん」
「何なん、それ?」
「いや、おれもわからん・・・・」
結局、トイレに入って45分。おれはようやく小便を出すことが出来た。
でも、出たのはちょっとだけ。チョロっとマジで少しだけ。映画見て泣いた方が確実に量多い、そんな感じだった。
小便はしたい。でも、出えへん。
「おかしい、いや、ヤバイやろ、これ・・・・」
おれは病院に行くことにした。
風邪でも何の検査でもそうだが、病院へ行けば検尿は必須事項だ。
おれは検尿カップを持ってトイレに入った。
昨日のホテルのトイレ同様、やっぱり出えへん。
「あかんなぁ、出えへん・・・・」
一人そう小さな声でゴチているおれをよそに、みんなはさらっと小便を出してトイレを出て行く。
「何分、便器の前にたたずんどんねん、おれは・・・・」
おれは焦る気持ちを抑えるように、目をつむって深い深呼吸をしまくった。
一人、便器の前でな。
それでも、小便の神様が降臨したのか、昨日よりも断然早く、15分くらいで出た。
何が原因なのか、よくわからなかったが、先生は軽くわかっているようだった。
「最近、不特定多数の女性と性行為を持ちましたか?」
突然やった。
「うん、まぁ・・・・。けど、何でですか?」
「話を聞いていると、性病の検査もしておいた方がいいですね。一時間ほどかかりますが、お時間大丈夫ですか?」
何? 性病?
「何の性病ですか?」
びっくりするやんけ・・・・。
「それを調べるんです。検査の結果、一時間くらいかかりますので、ロビーで御待ち下さい」
おれはいったん病院の外へ出て、不安な気持ちをたばことコーヒーでなんとか抑えて待った。
「性病かぁ・・・・」
何回もその言葉を一人つぶやいていた。
一時間後、名前を呼ばれ診察室へ入って丸い椅子に座るなり、先生はおれの顔を見て言った。
「クラミジアに感染していますね」
「クラミジア・・・・」
「性行為で感染する性病です。口内感染もします」
「口内感染っちゅーことは、口でやっても移るということですか?」
「はい」
先生は少し間を置いて言った。
「特定のセックスパートナーはいらっしゃいますか?」
おれは彼女の顔を思い浮かべた。
「はい」
「感染している可能性がありますので伝えて下さい。
共に完治させないと、どうしようもないので」
先生はさらっと言った。
おれは受付で処方箋をもらい、病院を出たところにあった薬局へ向かった。
「抗生物質になります。一週間分出てますね」
薬剤師が言った。
クラミジアは抗生物質を1〜2週間飲み続けることで治る。
残った問題は、彼女へどう言うか、だ。
女性の場合、クラミジアに感染していても外に症状が現れにくいと先生は言っていた。男の場合は、おれのように残尿感があったり、少し痛みがあったりと異変が外に現れ出やすい。
どっちが先に感染し、移したかどうかはわからない。
それがまた厄介な問題なのでもあるが・・・・。
でも、やるべきことは一つ。恋人には言うしかないだろう。
男であっても、女の子であっても、絶対に言わなければならない。たとえ別れ話になるとわかっていても言わなければならない。いや、別れても言わなければならない。
なぜならば、もう一度上記に書いている朝日新聞の記事を読んで欲しい。
抗生物質で治る話が、とりかえしのつかないことになるから・・・・。
恐いな。確かに恐い。
でも、やるべきことをすれば恐い話でもなんでもない。
ゴムつけたらええねんから。
おれの場合、彼女には移ってなかった。
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| マル 2004.12.7 |
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| - ビビったら負け- |
「ビビったら負けやで」
昔、メンチの切り合いの時、友達同士でよくそんなことを言い合っていたが、最近、「ほんまにそうやなぁ・・・・」とつくづく思う。
いつの間にか忘れていた思いだった。
きっかけはボクシングのスパーリングの時だった。
自分から殴りに行かなければならない。でも、その時のおれはそれまでのラウンドで相手の強打にビビってしまって、受け身になってしまっていた。
リングサイドからトレーナーの激が飛ぶ。
「いかんかい! 前、出ろ! 前や!!」
煽られれば人間、火事場のクソ力を発揮する。
おれはパンチを出した。でも、ビビっている気持ちは、心と体の両方に悪影響を与えていた。腰の入っていない、へっぴり腰のパンチしか出せなかった。
家に帰りしな、思ったことが「ビビったら負け」という思いだった。
「ビビってもうたら、自分の実力すら出せないどころか、勝てる相手にも勝たれへんがな・・・・」
その時以来、「ビビったら負け」という言葉はおれの頭を占領しているのだが、この「ビビったら負け」というのは、何も喧嘩の時だけに限って当てはまる言葉じゃない。
自分の将来に対しても、「ビビったら負け」
同じことが言えると思う。
恋人と付き合っていく中でも、「ビビったら負け」
同じことが言えると思う。
夢を追いかけることに対しても、「ビビったら負け」
同じことが言えると思う。
要は、自分が不安に思う要素に対して、「ビビったら負け」やなぁ、と。
勢い、気持ち、発想、行動力、そんなものが全て小さくなってしまって、うまいこといかなくなるから。
夢追いかけてたら、いろんな不安も出て来る。
でも、ビビってもうたら、ええアイデアも、企画も何も浮かばなくなってしまう。
恋人と付き合っていて、不安にもなる。
でも、ビビってもうたら、相手を疑ったりしてしんどくさせるだけや。
学生のテストでもビビったら負けや。
最初に思った答えでええのに、不安になって書き替えたりしてしまう。
サラリーマンもドロップアウトや転職にビビったら負けや。
自分の力を社会で思い存分発揮でけへん。
ビビってもうたら、自分の実力どころか、つかめるはずのものもつかまれへんようになる。
ビビったら負け。
おれの不安要素、それはやりたいことが叶うか叶わへんか、や。
よっしゃ、あの頃のようにいこか。
「やりたいことぐらい叶えたるわ、ボケ」
反対に言えば、「おれはやれる!」という自信を持つというこっちゃね。
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| マル 2004.12.14 |
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| - NBA 田臥勇太選手- |
2004年11月3日、日本に衝撃的なニュースが飛び込んで来た。
それは、田臥勇太選手がNBAのコートに選手として立ったということだった。
そのニュースを聞いて、おれはめちゃめちゃうれしかった。
別にこれまでバスケが好きやったわけじゃなかったし、ヒップホップが好きでB-BOYのようにバスケのユニフォームを着ていたわけでもない。
でも、めちゃめちゃうれしかった。
その理由は、多くの人たちのそれとは違うだろう。
バスケット日本人初でNBAの選手となったことに、世間は湧いた。
だが、おれの感じていた部分は違った。
もちろんそれもあったが、何よりも感動していたのは、田臥選手のその背の低さだった。
おれ、石丸健。身長164センチ。
小さい頃から、やっぱり「チビ」って言われたよ。
中学の頃からやんちゃになって、そう言うてくる奴はいなくなったけど、それでも自分の聞こえてない所で言われていたことは確かだろう。
気にしたこともあった。
シークレットブーツを買おうか、本気で考えたこともあった。
小学生や中学生のとき、いつになっても前から1番か2番で並ばされる背の順が嫌だった。
名前の順でも「イ」やから前の方やったけど、どうせ前なら名前の順で並ぶようにして欲しいと先生たちを睨めつけていた。
背が低いことに何のメリットも感じられなかった。
背が高い奴の方がモテるし、背が高い奴の方が服も似合う。
メリットが感じられないどころか、背の低いことは自分にとって最悪なことでしかなかった。
けど、その背の低さを感じさせない人物がいた。
どころか、プラスにして世界を渡り歩いている人物がいた。
田臥勇太選手、身長175センチ。
日本での身長は普通くらいだが、バスケ、ことNBAの世界ではダントツに背が低い。
現に、田臥選手はNBAで2番目に低い身長だ。
NBAのコートにいるそんな田臥選手を見ると、テンションが上がった。
でかすぎる程の奴らの中で、小さい田臥選手がスピーディーに動き回っている。
おれはうれしくなっていた。
「背低くても、ああやってでかい奴と対等にできるんやな。
ていうか、田臥選手見てたら、すばしっこく動いて、空いたスペースにパス出してって、背の低いことをメリットにしてるように見えるよな。
すげえな、うれしいな」
要するに、田臥選手はおれの中で、バスケットどうこうでなく、背の低いおれの人間的な期待の星だったわけだ。
おれは、普段見ないバスケを11月3日から見まくっていた。
田臥選手の姿を追いかけて・・・・。
でも、その田臥選手が18日、所属していたフェニックスサンズから解雇された。
理由はこういうことらしい。
フェニックスサンズのブライアン・コランジェロ・ゼネラルマネージャーは言う。
「彼が力を伸ばすには、試合出場の機会を増やす必要があると判断した」
確かに、そうかもしれない。
実際、田臥選手は今季のサンズの試合、合計24試合で4試合にしか出場していなく、その4試合も全てゲームの後半、最後の数分間の出場にとどまっていた。
いくら素晴らしいチームに所属していても、試合に出場しなければ成長しない。
田臥選手の所属していたフェニックスサンズは、今年選手層が厚く、チームも好調でNBAの中でもトップを走っている。
アメリカの野球で例えれば、ヤンキース。
サッカー・イングランドプレミアリーグで例えれば、アーセナル。
しかも、田臥選手のポジション・ポイントガードには、NBA最高とも言われるポイントガードのナッシュがいる。
NBAに出場するだけでも凄すぎることなのに、田臥選手がサンズにいる限りは、そのNBAの中で最高のプレイヤーにならなければ出場し続けることはできない背景があった。
田臥選手も今回の解雇をプラスに考えるコメントを残している。
「チームの一員であり続けることができなかったのは残念だが、このレベルに達していることもわかった。またNBAで経験を積めるようにしたい」
次の移籍先チームが決まるまで、でかい奴らの中でスピーディーに動き回り、センスのいいパスを出す、背の低い日本人の田臥選手の姿がNBAのコートで見られないのは残念だし、悔しいが、しばらく待つとしよう。
それまで、『背が低いことをメリットに感じさせることができる』という点で、田臥選手に一歩でも近づけるよう自分も努力しようと思う。
田臥選手は背の低い者の期待の星だから。
NBAフェニックスサンズでの記録は、4試合10分間の出場で、7得点、3アシスト、4リバウンド。
〜田臥勇太選手prof〜
秋田県立能代工業高等学校時代に、3年連続高校3冠(高校選抜・国体・インターハイ)を達成し、現役高校生としては史上初の日本代表入りを果たす。その後、アメリカへ留学し、帰国後、2002年トヨタ自動車に入団、JBL新人王を獲得。
2003年、再度渡米し、NBA・デンバーナゲッツと契約するが、レギュラーシーズン前に解雇され、念願のNBA出場は果たせなかった。
2004年、ABAのロングビーチジャム・アルビレックスに入団。その後、NBAフェニックスサンズと契約し、11月3日、念願の日本人史上初のNBA出場を果たした。
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| マル 2004.12.21 |
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| - 2004年も終わりやな- |
さてと、2004年、今年ももう終わり。
もしかしたら、今、年明けてから読んでる人もいるかもね。
みんなの2004年はどないな年やった?
恋人できたか?
行動したか?
夢叶えたか?
笑ったか?
感動しまくったか?
もしくは・・・・、
別れて寂しいか?
ダラダラしてもうたか?
夢諦めてもうたか?
泣いたか?
物事に冷めてたか?
良かった、悪かった、どっちでもええ、んなことは。
もう終わっとるからな、振り返ったって。
でも、おれは毎年この時期になったら一年を振り返る。
何でか?
ええ、悪いはどうでもええねん。振り返るのはテンションを上げることやへこむことが目的じゃない。
ただ、良かったんやったら何がよかったんか、そして、悪かったんやったら何があかんかったんか、それを見ときたいんや。
来年の為にな。
そんなおれが2004年、年初めに掲げた自分のテーマは、「今、手にあるものを輝かせる」ということやった。
何でそんなテーマを掲げることになったのかっていうのは、それまでおれは一つの物事をやり遂げるということをしてこなかったから。
何か一つのことに夢中になっていて、テンション上がってる時はガンガンいくわけ。
でも、へこんだ時にずっと逃げてた。
やってることでテンション上がらんから、他のことでテンション上げてたわけ。
わかりやすく言うたら、恋人がウザイからって浮気するんかせえへんか、みたいな感じやと思う。
仕事でへこんで女に慰めてもらう、みたいなもんでもええ。
とにかく、そんなニュアンスや。
それはそれでええんかもしれん。
でも、おれは嫌やねん。
仕事でへこまされたんやったら、仕事でテンション上げていかんかい、というのが正直心の中にあった気持ちやから。
おれの場合、逃げる対象は女じゃなかった。
新しい空気吸ったらテンション上がる自分を知ってるから、文章書いてて、ダメだしされまくってへこんでってなったら、書く以外の自分のやりたいことをしてたわけやね。
そうやってテンション上げてた。
言い方は「他の自分のやりたいこと」ってかっこええけど、要は女に逃げてるんと一緒。
「夢の彼女」ほったらかしにして、「他のやりたいことっていう女」いっとったわけや。
でも、その裏側にリアルにあるのは、それでテンション上がっても、自分が本気で好きな女は幸せにできてない。
手元にはくすんだ文章しかない。くすんだまま、途中でほったらかしやからな。
ほんまは、最高に輝いた文章を一つでもいいから作りたいだけやのにな。
だからといって、一つにストイックになるだけってのもどうかとも思ってた。
いろんな世界を見ることによって、いかせることもあるからね。
おれの場合で言ったら、書く以外のいろんな世界を見ることによって、その経験と感覚が文章に生きることもあるから。
他の女と浮気して、本気の恋人との関係がよくなった不思議な経験がある人は少なくないだろう。
要はバランスやと思う。
そのバランスを取る為に、2004年の年初めに、「とりあえずこれまでやってなかったんやから、今年ぐらいは新しいことをやらないで、今おれの手元にあるものだけを輝かせていく作業をしたい」って思った。
ストレス溜まってもいいから。
終わってる年になってもいいから。
そんな気持ちの強さで2004年、この一年を過ごす決意をした。
で、一年経ってどうやったんか?
テーマ掲げて良かったと思う。
文章が良くなった、悪くなったってのは読者のみんなが判断することであって、おれにはわからへん。
でも、収穫があった。
それは、書くことがこれまでのどの年よりも楽しかったし、だからパソコンに向かってる時間も増えたし、書くことで夢叶える為に真剣に考えるようになった。
今から思えば、それまで書くことに対しても適当な考えでやってたなって感じるぐらいにね。
他のものを見ないようにした結果、書くことに対してちゃんと面と向かって接することになったから、幸も不幸も全部共にしなければなからなかったから。
そして同時に、サムイかったなって思うこともあった。
テンション的には、ここ数年で今年はだいぶ低かったと思う。
笑顔の時間が少なかった気がする。
新しい風を感じなかったからだろう。
テーマの裏側にあることだから、仕方がないと言えば仕方がないけどね。
そんな、良かったのは何が良かったのか、悪かったのは何が悪かったのか、を振り返って、今強く強く感じることがある。
それは、今年やったように一つのことを集中してやるのがいいな、ということ。
それがやっぱり本気であるということだと思うし、本気だからこそ情熱的であると思った。
逃げ場があるのはやっぱり情熱的じゃないもんな。
でもだからって、笑顔の少ない人生もどうかと思う。
人間、何が大切かって、夢を叶えることなんじゃなく、油まみれになっててもいいから、収入が少なくてもいいから、どれだけ楽しい時間を過ごせたか、どれだけ笑顔になれたか、が一番大事やと思ってるから。
誰が幸せ者?って笑顔で楽しんでいる人だとおれは心底思っている。
全ての思いを踏まえて、おれが強く感じたのは、一つのことを夢中になって追いかけて、幸も不幸もその一つのことと共にして、でもそんな中で新しい風を感じるくらいにその一つのことを見つめて、前へ前へ進んでいけばいいんだということだった。
例えると、シルバーアクセサリーを作るとする。最初、シルバーの素材や原料を自分で見つけてやろうと意気込む。
楽しいやろう。テンションも高いし、笑顔も多いやろう。
でも、そんな中で壁も出て来てぶつかる。
原料は見つけた。でも、デザインがうまいこと出来ない。
そこが大事なんやなって今思うねん。
そこで、デザインうまいことでけへんからって放り投げるんじゃなく、デザインあかんねやったらいろんな作品見て研究したり、デザインの学校通ってみたりしたら、またその足を踏み入れた新しい道が新しい風を感じさせてくれるんだと。
余計な時間かかるで。
めんどくさいっていうたらめんどくさい。
今この瞬間テンション上げるのは、今この瞬間のやりたいことをやるってことに変りはない。
でも、本気やったらそこまで向き合う必要があるってこと。
今、自分ではすごく大事な感覚を見つけた気がする。
だから、今年最後の「情熱の言葉」として、みんなに見てもらいたかった。
2005年、来年のテーマもみんなに告知しておこうと思う。
今年と同じく、なにはともあれ書くこととちゃんと向き合い続ける。
書くことを本気で愛してやる。
でもそれだけやったら今年と一緒でスピード遅いから、「結果」を出そうと思う。
でけへんかったら言い訳はなし。
おれがダサイ。
できたらおれがすごい。
夢、恋人、仕事、みんなそれぞれ情熱を傾けるものが違うけど、それぞれに当てはめることができる思いだと思う。
みんなの来年が熱く、かっこ良く、楽しい一年になりますように。
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| マル 2004.12.30 |
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| - ドロップアウト- |
やっぱりおれはとことん自由人が好きやねんな、と痛感する。
年末、年明け、ひさしぶりに高校、大学時代の友達に会って、素直にそう思う。
ひさしぶりにあった「やんちゃ者たち」はみんながんばっていた。
サラリーマンをやっている奴は、束縛された毎日の中をがんばっていた。
夢を諦め、サラリーマンになった奴は、これまでの日々との違いを埋め合わせようと必死になってがんばっていた。
夢を追いかけてる奴は、金がない生活の中で夢を叶えようと試行錯誤しがんばっていた。
まず、みんなの話を聞いていて、何よりがんばっていることがうれしかった。
でも、そんな中で寂しいなと思う瞬間があった。
それは、みんな先を考え、自由よりも計画性を重んじて行動している事実だった。
その事実は、大人になっていることの証拠なのかもしれない。
だが、そこにかつての「やんちゃ者たち」の面影はなかった。
そんな部分に今年初めて気付いたおれ。
おそらく、自分自身もそんな友達たちと同じように自由よりも計画性を重んじて行動しているようになってきているからだろう。
10代はそれこそ瞬間瞬間を生きた。
セックスしたければセックスばかりする日々に明け暮れた。
今すぐ沖縄に行きたいと思えば、やっていたアルバイトをその日に辞めて、みんなで沖縄に行ったりもした。
何も考えず、大阪から東京へ行って、そのまま一ヶ月住んだ。
外国に行きたくなったら、金のことなど考えずにすぐに行った。
自分だけじゃない。
みんなそうだった。
自由だった。
何から自由だったのか?
社会から、常識から、時間から、金から、全ての物事から、おれたちは自由だった。
なのに、どうだ、今は・・・・。
確かに同年代の奴らからすれば、おれたちはまだ自由なのかもしれない。
20代も後半にきていても、まだ笑顔でアルバイトしている。
サラリーマンでも明日の朝、8時から仕事が待っているというのに、寝ないで遊んで友達と飲み、語り明かしてる。
確かに、その状況は自由なのかもしれない。
でも、それぞれの口から出てくる言葉は「仕事が忙しい、金がない、時間がない」のオンパレードだ。
いつしかおれたちは、社会の中でサバイブすることばかり考えるようになっていた。
自分に言うようで、少し悲しいが、今のおれたちにかつての輝きはない。
社会というくそったれの小さな枠の中でしか自由を見出せなくなってきている。
社会からも自由な奴、10代の奴らの背中を見てみろ。
奴らの背中には白い羽が本当にはえている。
フットワークだけじゃなく、アイデアも、思想も、ずば抜けて自由なんだ。
ここに言い訳はいらない。
20代を社会からも、時間からも、自由でい続けることはそんな簡単なことじゃないのは100も承知の上である。
そんな中で寂しさを感じていた。
が、目の前に背中に白い羽を持った同級生が現れたのである。
同級生だ。信じられなかった。
それくらいに、ぶっ飛んで社会からも自由でい続けることは容易なことじゃない。
でも、確かに羽がはえていた。
彼は仕事のことなんかこれっぽっちも考えていなかった。
金なんかないどころかマイナス(借金生活)であるはずなのに笑っていた。
おれたち同級生たちが必死で悩んでいる、金や仕事、将来についてなんか考えず、そんなことよりも社会から逃げるように自由でい続けることだけを真剣に考えていた。
アホなんかもしれん。
後々、めちゃくちゃへこむんかもしれん。
でも、それでもおれは彼を純粋に羨ましく思った。
そして、そんな彼はおれの視界の中で誰よりも輝いていた。
夢はないが自由であり続けたい奴は、成人すれば働くことが当たり前な常識や社会と戦いがんばっていた。
仕事で成功し金を持った奴もいる中で、夢を実現しかけている奴もいる中で、ただの何者でもないが、でも最高に自由な奴をおれはとてつもなく素敵やな、と感じた。
おれはとことん自由人が好きなんやな、と痛感したよ。
仕事、時間、金。
そんな言葉を言わない奴が、おれは本当の自由人だと思っている。
世間は背中越しに君を笑っても、おれは誰よりも君を尊敬する。
なぜならば、それは夢を叶えることより、一会社の社長になることより、むつかしいことをおれは知っているから。
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| マル 2005.1.8 |
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